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なになに、ニューヨーク・ヤンキースのバットボーイになりたいって? デレク・ジーターのそばにいたいって? 優勝パレードに参加したい? そりゃけっこうだね。でもその前に、バットボーイがどんな一日を過ごすのか、ちょっとばかり見ておいたほうがいいと思うよ。 午後2時 バットボーイはバットを拾いに行くだけだと思ってるのかい? ピートとその他6人のバットボーイやクラブハウスボーイの本当の姿は、召使いであり、運転手であり、女中であり、配達員であり、即席の料理人なのだ。そして彼らはもう12歳の子供ではない。全員16歳以上だ。なにしろ平均的な6年生が、週75時間も働いてちゃうまくないからね。 時には夜中の3時に球場に行って、ピートは移動用トラックの荷降ろしを手伝ったり、洗濯やロッカーの片付けをしなければならない。それには4時間かかる。それからジャージー・シティーのハイスクールに直行し、学校が終わるやスタジアムに舞い戻って午前1時まで働き、午前2時にベッドに入って、朝6時にまた起きて学校へ行くのだ。 「彼にも言ったんだけどさ」と語るのはジョー・リー。彼もクルーの一員だ。「この仕事をしてると、素早く2度寝なければならないんだ」 午後3時45分 午後4時 「彼らが欲しいというものは、たいてい手に入れてくる」とピートは言う。どんなものかと言うと、「女房の誕生日プレゼントを買ってきてくれ」に始まって、「義理の兄貴を迎えに空港へ行ってきてくれ」まで。選手の家に行って荷造りすることから、ディナーの予約まで。ある選手は、ピートにこう頼んだ。12日間の遠征の間、毎日スタジアムに行って、車のエンジンを30分間アイドリングしてくれと。「エンジンを綺麗にしておいてくれ」と、その選手はピートに言った。 もちろん、ご褒美だってある。オークランド時代のジェイソン・ジオンビは、ある日のこと、A’sのバットボーイをマクドナルドへ買い物に行かせた。その日、3安打を放ったジオンビは、シーズン終了までその少年をマクドナルドに行かせ続けた。MVPを獲得したジオンビは、少年にチップとして5000ドルを贈った。 午後4時30分 午後5時45分 午後7時5分 午後10時30分 彼らは汚れたユニフォームを拾い集め、掃除機をかけ、ロッカーを整理整頓し、ゴミを片付け、40足の靴を磨き上げる。そうしながらも彼らは、億万長者の選手たちが、彼らの頭を目がけて投げつけてくるサポーターや靴下、タオルなどから身をかわさなければならないのだ。 午前0時30分 こんなもんだよ、諸君。そして覚えておきたまえ さて、それでもこの仕事をしたいかね? 諸君、どうします? そこの諸君、どうします?
by late_bateman
| 2004-08-29 23:56
| MLB
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